紙袋に歴史ってあるのか!?
普段からよく見かける紙袋。最近ではほんとに色々なデザインの紙袋を見かけますよね。
いまでは当たり前のようにサブバッグとして使ってる方も多いのではないでしょうか。
そんな紙袋について歴史まで調べる人は正直いないと思いますが、、、今回はその紙袋の歴史について色々と調べてみました。
発祥の地
発祥の地はアメリカとされています。
また現在幅広く使われている形状(マチ面、底面がある袋)の紙袋を作り出したのもアメリカ人だといわれています。
そのアメリカ人が機械で生産が可能な紙袋の特許を1883年に取得したそうです。
マチ面と底面がある紙袋は、前の形状に比べて非常に使いやすくなったのですが、すぐには広まらず、広まったのは1930年代だといわれています。
使いやすくなった紙袋が広まった理由がスーパーマーケットの登場したことが大きなきっかけと考えられています。
紙袋の英語表記
日本に伝わったのはいつ!?
日本に伝わったのはどうやら1923年ごろと言われています。
以下引用
日本のクラフト紙袋の歴史は、1923年(大正12年)米国市場でベーツ社 (The Bates Valve Bag Company) が製造したクラフト紙袋を、浅野物産(現:丸紅)ニューヨーク駐在員が見本として日本に送り、林商会(現:王子製袋)が試作したのに端を発し、秩父セメント(現:太平洋セメント)、宇部セメント(現:宇部三菱セメント)両社が各4万袋輸入し使用した。結果が良好で、当時セメント用容器として使用していた木樽からクラフト紙袋に代わり、これがクラフト紙袋の本格普及の端緒となった。
1925 年(大正14年)富士製紙(1933年王子製紙と合併)が初めてクラフト紙専門工場として製造を開始した。
この頃、昭和製袋(現:昭和パックス)は昭和肥料(現:昭和電工)と共同開発で、最も至難とされていた石灰窒素の容器として、吹込式防湿防水多層紙袋の開発に成功した。
1931 年(昭和6年)より徐々に、石灰窒素の包装容器は従来の石油缶より紙袋に変換することになり、これが日本における防湿防水袋の元祖となった。
引用元:https://ja.wikipedia.org
ニューヨークの駐在員が日本に見本を送ってからが始まりだそうです。
サンプル見本を基に日本の現大手企業が試行錯誤して色々な用途で活用できるようにしていったのがよくわかりますね。
それから数十年経ち、大手百貨店ができ、オリジナル紙袋を作ったことで、どこの紙袋か一目でわかるようにもなり、広告効果も持たすことになりました。
そんなオリジナル紙袋は、今では歩く広告として、各社拘りぬいた非常にオリジナルティ溢れる袋を制作するようになり、大きな市場となっております。
まとめ
紙袋の歴史についてはいかがでしたでしょうか!?
最初は無地のクラフト紙袋から始まり、今では印刷や加工をして、様々なオリジナルティあるデザインで、歩く広告として活躍しております。
これからも最新の技術によって新しい歴史を刻んで行くのではないかと思います。