オリジナルショップ袋を制作するための仕様について
今回の記事で紹介したいオリジナルショップ袋は、アクセサリーや小物で人気の高いブランド、BLCさんのオリジナルショップ袋です。
印刷デザインと、紙袋全体の色合いがとてもオシャレに仕上がっていましたので、是非参考までに、このオリジナル紙袋の仕様について紹介したいと思います。
BLTオリジナルショップ袋の仕様
サイズ:W320×D100×H240 口折45㎜
原紙:両面コート紙157g/㎡
印刷:特色2色印刷(アミ有)
加工:マットPPラミネート、口ボール、底ボール
持ち手:PPパイレン紐5㎜巾×500mm/CUT程度
check①☞ 紙袋の種類別の特徴についてはこちら➹
Check②☞ オリジナル紙袋を制作する際の紐の種類についてはこちら➹
上記がBLTのオリジナルショップ袋の仕様となっております。
BLTオリジナルショップ袋の使用から考えるポイントについて
※デザイン
原紙はコート紙の157gを使用しています。
この手のオリジナル紙袋を作る時にはコート紙157gはもう定番ですね。
このくらいの紙袋サイズであれば、強度的にもまったく問題無いです。
コート紙は、他の原紙と比べても一番印刷適正がいいので、オリジナル紙袋を制作するのに、原紙に迷った場合は、コート紙の157gを選択しておけば間違いないと思います。
袋サイズがワイド500mm前後の若干大きめのサイズの場合は、157gの一つ上の厚さのコート紙180gを選択するのも良いかもしれません。(157gに比べ若干コストは上がりますが・・・)
※オフセット印刷
印刷はオフセット印刷で特色2色のデザインになっています。
もう少し色数を使っているように見える印刷デザインですが、うまくアミ点印刷を利用して柄を表現しています。
アミ印刷とは、同じ色でも一番濃い部分が100%の色目に対し、アミ(グラデーションみたいな感じ)印刷をうまく利用することによって、例えば70%くらいの色目に調整して、同じ色でも濃淡の表現ができる印刷方法です。
特色印刷の場合は、もちろん印刷色の数が多いほど制作コストにも影響されますので、少ない色数で表現できるデザインであれば制作コスト面でも助かります。
特色印刷の場合は、やたらと印刷数を増やすのでは無く、アミ印刷をうまく利用できないかを考えるのも一つのポイントになってくるのではないでしょうか。
※底面
印刷デザインでもう一か所気になったのが、紙袋の底面です。
底面にも可愛らしい鍵のデザインが印刷されているのですが、そこではなく、紙マークの位置です。
基本的には海外製品にはこの紙マークを入れる事になっていますが、このマークは決して底面のセンターでなくてもいいんです。
少しずらして、紙マークを入れているところが、さりげなくオシャレな感じが出ており、この袋をデザインした人のセンスを感じられます。
ちなみに、紙マークは底面に限らず、口折部分とかに入れてもいいんです。
持ち手の紐も、通常のPPパイレン紐ですが、紐色も印刷色に合わせていますので、袋全体のバランスがすっきりまとまっていますね。
オリジナルショッパーの制作では、このように紐色も自由に選択が可能ですので、
紐色一つにもこだわって制作してみたいですね。
まとめ
✅特色の色数を増やすのではなく、うまくアミ印刷で表現できないか考えてみよう!!
✅紙マークの位置はどこでもOK。本当にさりげないがセンスが光るかも!!
✅オリジナルショッパーなら紐色も自由に選択可能!!
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
今回紹介させて頂きました、BLCさんのオリジナルショッパーは、決して特殊な加工はありませんが、印刷デザインや、紐色のバランスでとてもオシャレなオリジナル紙袋に仕上がっていると感じて頂けたのではないでしょうか。
みなさんも、低コストで、かつオシャレなオリジナルショッパーの制作を検討してみてください。