人気のオリジナルショップ袋を製作するための仕様について
大人気アパレルショップのナノユニバースさんで買い物をしたときに頂いた、ナノユニバースさんのオリジナルショッパーが、めちゃくちゃカッコいいので、今回はこのオリジナルショッパーの仕様について紹介したいと思います。
ナノユニバースオリジナルショッパーの仕様
サイズ:W300×D130×H400 口折45㎜
原反:コート紙200g/㎡
印刷:1色印刷
加工:マットラミネート加工、銀アルミ蒸着、口ボール、底ボール
持ち手:アクリル平紐10mm幅 400mm/CUT
上記がナノユニバースオリジナルショッパーの仕様となっております。
ナノユニバースオリジナルショッパーの特徴について
紙袋のベースとなる原紙ですが、コート紙の200gを使用していますね。
一般的には、オリジナル紙袋を製作するうえでは、コート紙の157g、180gあたりが主流ですので、やはりこのくらいのクラスになりますと、かなり丈夫かつ高級感のある紙袋に仕上がっております。
ちなみに、コート紙であれば、200g以上の原紙もありますが、紙袋を製作する上では200gまでで、耐久性等考えても十分ではないでしょうか。
どうしても入れる商品が多少重たい等で、もっと丈夫な紙袋にしたい場合はカード紙の厚め(210g程度)を検討するのもいいかと思います。
check①☞ 紙袋の種類別の特徴についてはこちら➹
印刷はオフセット印刷で特色1色印刷。ロゴや柄は抜き(印刷されていない、下地の原紙の色を生かす事)で表現されています。
また、このナノユニバースさんのオリジナルショッパーの最大のポイントになりますが、コート紙に銀のアルミ紙を張り付けているのです。
ですので、本来は印刷されていない部分のロゴと柄の部分は、コート紙の白地がでてきますが、銀アルミを蒸着しているため、白ではなく、抜いてある部分が銀色にピカピカ光っている表現のデザインになっております。
最後にマットPPラミネート加工をしていますので、この銀色の部分が鈍い光を発していますね。
もし、これがグロスラミネートであればもっと銀色部分がピカピカに輝くのですが、マットの鈍い光のほうがナノユニバースさんのブランドイメージにピッタリですよね。
かなり凝った仕様で、オシャレでカッコいいですね!!さすがナノユニバースさんって感じがしました。
※銀アルミ加工
銀アルミ蒸着仕様を簡単に説明すると
↓
②このコート紙の上に銀アルミを張り付ける(銀アルミ蒸着)
↓
③銀アルミの上に、ロゴや柄を印刷(印刷されない部分はピカピカ光る)
↓
④最後にPPラミネート加工(ピカピカ光沢を強く表現したいならグロスPP、光沢感を抑えたいならマットPP。袋のデザインやブランドイメージで選択)
こんな感じになります。
アルミ蒸着仕様はオシャレで存在感のあるオリジナル紙袋を製作できますが、その分製作コストも若干高くなってしまいますので覚えておいてください。
※持ち手、ターントップ
最後に持ち手の紐ですが、アクリル製の平紐をターントップ(口折に挟んで、袋の一番上から紐を出している加工)で取り付けています。
この仕様も全体的な袋のバランスもよく、デザイン的にオシャレな紙袋に仕上がりますが、こちらも若干コストUPになってしまいます。
Check②☞ オリジナル紙袋を制作する際の紐の種類についてはこちら➹
まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
さすが、ナノユニバースさんとしか言いようがありませんね。
オシャレでカッコいいオリジナルショッパーですが、その分コストも大分かかっているのではないでしょうか。
それでもこのようなオリジナルショッパーをお店でもらえるのであればファンからしたらすごく嬉しいことですよね。
皆様もこのように仕様に凝ったオリジナルショップ袋を、例えば特別なイベントや、期間限定のショッパーとして製作を検討してみてくださいね。