カスタムオーダーバッグを制作するための仕様について
今回の記事で紹介したいオリジナルショップ袋は、特に若い女性に大人気のアパレルブランド、ONEWAY2ndさんのオリジナルショップ袋です。
不織布にPPラミネート加工を施している仕様なので、デザイン性もよく、高級感のでているショッパーなのでサブバッグとして持ち歩いている人が多く、街中でもよく見かけますよね。
今回はこのオリジナルショッパーの仕様について紹介していきたいと思います。
ONEWAY2ndオリジナルショッパーの仕様
サイズ:W390×D110×H320 口折20㎜
原紙:不織布90g/㎡+マットPPラミネート加工
印刷:特色2色印刷(アミ有)
加工:口ボール、プラホック付、本体共生地バイアス
持ち手:PPテープ25㎜巾×550mm/有効
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上記がONEWAY2ndさんのオリジナルショップ袋の仕様となっております。
ONEWAY2ndさんのオリジナルショッパー仕様から考えるポイントについて
※ロゴ、印刷
まず原反ですが、不織布の90gにマットPPをラミネートしています。
普通に不織布90gなら、不織布単体の仕様でも強度的にも十分な仕様になりますが、さらにマットPPをラミネートしているので、がっちりと丈夫な袋に仕上がっていますね。
また、マットPPをラミネートすることによって、マット感により不織布単体に比べると高級感の出る袋に仕上げる事ができます。
印刷はグラビア印刷で、特色2色で表現しています。
ベタの濃紺色と、ロゴ部分のピンク色ですね。白いロゴの部分は抜きを利用していて、不織布の地の色の白がでています。
マットPPの裏側に印刷をしていますので、印刷の色落ちの心配は無いです。
不織布単体の場合は、シルク印刷が多く、多色や、総柄ベタ印刷は難しくなりますが、この仕様の場合は、全面ベタや、4色フルカラーなどの印刷も問題なくできます。
ここが、この不織布+PPラミネート仕様の一番のポイントになるのではないでしょうか。
※プラホック加工
オプション加工として、口折部分にプラスチックのボタンがついています。
便利ですね!!有るのと無いのでは大分違ってきますね。袋の中身が見えにくくなりますので、女性が持ちやすく、よく考えての仕様になっています。
口折部分に口ボール(厚手の紙)を入れています。口ボールが無いと、よくプラボタンが袋本体から外れてしまう事も多いのですが、口ボールを入れる事によりそれを防いでいます。
また口ボールがあると、袋の形状も維持されるので、全体的にカチッとした、角底形状の袋に仕上がっていますね。
不織布+PPラミネート仕様の注意点
この仕様は袋のデザイン性を大きく広げる事ができ魅力のある仕様ではありますが、印刷がグラビア印刷のため基本ある程度の制作ロットが必要になります。
制作する工場や、袋サイズ等にもよりますが、おおよそ3000枚くらいはロットが必要になるかと思います。それ以下の枚数でももちろん制作可能ですが、かなり割高のコストになってしまう事がありますので覚えておいてください。
また、この仕様の場合シワや、キズにも弱い特徴があります。
特にマットPPの場合は擦り傷などが袋表面に目立ちやすくなる可能性がありますので、この仕様でのオリジナル袋の制作を検討している方は注意してくださいね。
まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
見かけたことはあるけど、なかなか仕様まではわかりませんよね!
気になっていた方は参考にしていただければと思います。
また、いつも不織布袋を作っているよという方でも、時にはこのような変わった仕様で制作してみるのも面白いかもしれませんね!