オリジナルビニール袋(塩ビ)を制作するための仕様について
今回の記事で紹介したいオリジナルショップ袋は、オシャレな小物や、食器、グラスなどで人気あるLaBoutiqueFantasque(ラブティックファンタスク)さんのオリジナルショップ袋です。
角底の透明塩ビバッグですが、シンプルなデザインで、ちょっとした小物などを入れて持ち運ぶにはちょうど良く、重宝するのではないでしょうか。
今回はこのラブティックファンタスクさんのショップ袋の仕様について紹介したいと思います。
LaBoutiqueFantasqueオリジナルビニール袋の仕様
サイズ:W210×D90×H280 口折70㎜
原紙:軟質塩ビ(PVC)透明0.3㎜
印刷:特色1色(シルク印刷)
加工:ウェルダー加工、持ち手部分手穴加工
上記がラブティックファンタスクさんのオリジナルショップ袋の仕様となっております。
ラブティックファンタスクオリジナルビニール袋の仕様から考えるポイントについて
※全体図
袋のベースとなっている材質は、透明のエンビです。
エンビってあまりピンとこない方も多いかもしれませんが、代表的なのがプールバッグや、化粧品ポーチなどでよく見かけているのではないでしょうか。
透明のタイプはよく見かけますが、同じ透明でも、若干曇っていたり、エンボス柄が入っているタイプなどいろいろ種類があります。また、着色により赤や黄色などのカラーのタイプもありますので、デザインイメージに合わせて選択する事が可能です。
厚さもある程度選択することができ、通常この手の袋ですと0.2mm厚程度のものを使用するのが多いのですが、今回のこの袋は0.3mm厚のタイプを使用していますので、かなり丈夫です。このくらいあると、多少重量のあるものを入れても心配ないですね。
印刷はシルク印刷で、黒1色を使用しており、片面にショップのロゴのみを入れているシンプルなデザインになっています。
また、透明の原反なので対応できる内容になりますが、写真では分かりにくいですが、ロゴの印刷は袋の内側印刷をしています。ですので、袋表面の印刷落ち防止をしているわけです。
原反がカラーのタイプの場合は、通常通り袋表面にシルク印刷をするしかないのですが、透明原反を使用する場合には、覚えておくと良い一つのポイントになるかと思います。
加工はウェルダー加工(熱圧着)で製袋しています。
エンビは縫製でも製袋する事が可能で、あえてデザインとしてミシン目のステッチを袋の表に出したりもすることもあるのですが、透明の場合は逆にミシン目が汚く見えてしまう場合もありますので、今回の袋のようにエンビの透明を使用する場合は、ウェルダー加工のほうがスッキリ綺麗に見えるのではないでしょうか。
また、持ちやすいように手穴加工をしています。
※手穴加工
この袋は持ちやすい長方形の形状ですが、この部分もオリジナルの型さえ制作してしまえば、オリジナルの形状で手穴を開ける事も可能なんです。
ちょっと持ちにくいかもしれませんが、例えばハート型や、星型などのデザインで穴を開ける事も可能です。デザイン性としては面白いかもしれませんね。
まとめ
☑透明原反であれば、内側印刷にして印刷色落ち対策ができる。
☑手穴もオリジナルの型を作る事により、オリジナルの形状で穴を開ける事ができる。
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
エンビバッグというと、夏のプールバッグのイメージが強いですが、デザインによって、今回のショップ袋のようにオシャレなオリジナル袋を制作可能です。みなさんも検討してみてはいかがでしょうか!?
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